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Hi, there. Glasgow

Study in Scotland

英国大学院留学に必須。IELTS対策編 - 総論・・・に入る前に。 -

こんにちはリックです。

スコットランドもちょっと陽が伸びてきました。夕方5時でもまだちょっと明るい。

(冬は3時過ぎくらいには暗くなり始めるので・・・)

 

さて、前回予告したとおり、いくつか相談をいただいたこともあり、今回からIELTS対策について書こうと思います。・・・まあ、私が書く事なので、真面目な事も書きつつ、バカなことも書きますので、その辺はご容赦ください。

 

苦しかったIELTS

さて、留学準備にあたって、多くのひとが辛い思いをするのが、Camblidge IELTSテストだと思う。要するにTOEFLのイギリス版であり、どんなにモチベーションが高かろうが、推薦状や経歴が素晴らしかろうが、このスコアが出ないと基本的に留学はできない。

ある程度名前の通った大学でオーバーオール6.0-6.5 (サブスコア 5.5-6.0)、グラスゴーやブリストルなど、そこそこの名門大になると、オーバーオール6.5 (サブスコア6.0以上)が標準になる。LSEやUCL、エジンバラ大などのトップスクール群になると、7.0のサブ6.5、ケンブリッジやオックスフォードなどの超名門校は7.5のサブ7.0が相場。ちょっと足りなくても「条件付き合格(Conditional Offer)」をもらい、プリセッショナルコースに行く事で入学できることもあるが、心の安定のためにも、早めにスコアを得ておいて損はない。ていうか、早く出した方がいい。

 

だいたい、みんな辛い思いをするようで、先日のグラスゴー9新年会でも、「何回受けたか」は結構話題になっていた。回数は少ないひとから多いひとまで、まちまちだったが、「2度と受けたくない!」というのが共通の感想だったと思う。

 

理想のスケジュール感

この「IELTS編」を書こうと思った直接のきっかけは、役所時代の部下だった子からメールをもらったことだった。中央省庁には結構自治体の若手職員が派遣されていて、私も一時、自分の部下4人のうち3人とか、5人のうち4人が都庁や市役所からの派遣職員だったこともある(余談だが、彼らは「研修生」と呼ばれ、でも実態は貴重な戦力として強制労働に就いていただいている。・・・部隊の9割が外部の人間で占められてるのに、「研修」で済むわけないですもんね。)。そういうわけで当然ながら、北は北海道、南は沖縄まで、その自治体のスーパーエースが送られてくる。

 

上に書いた彼女もそんな一人なのだが、さすがはスーパーエース、既に中堅校1校と名門校1校からオファーをもらったらしい。しかし・・・。

 

「か・係長・・・(※)。あ・IELTSがやばくて、プリセッショナルも怪しいかもしれません・・・。」

※彼女の上司だった当時、リックは彼女の係長でした。

 

・・・おい、スーパーエースよ。せっかく合格したのに、完全にかつての俺と同じ悩みを抱えているではないか。

 

そこで、(彼女には既にアドバイスしてしまったのですが、)ブログにも今、IELTSがやばくて悩んでいる方のために、今日から始められる改善法を書きたいと思う。ただし、残念ながら特効薬は、ない。地味なことを毎日やるのが一番確実だ。

 

まず、一番大事なのが試験を受ける以前に、スケジュール感。基本的にOA 6.5レベルが必要なひとで、プリセッショナルコース(以下PC)に行って、コンディショナルからアンコンディショナルにする場合、大体は6月中旬から2ヶ月くらいPCに通うのが相場かと思う(※1)

※1 大学によって異なるので、必ずスケジュールは早めにご自身で確認してください。

 

かつ、大抵はPCに行くためには、通常のIELTSでなく、IELTS−UKVIという、内容はほぼ同じのに値段だけやたら高いという利用者的にはムカつく試験を受ける必要がある(※2)。回数も限られているのと、PCに行くためのスコアが出た時点で、大学からCAS(キャス、もしくはカースと読むそうです。)を発行してもらい、ビザ手続きに入るのが一般的だ。ビザは高額版の最速申請でも10日はかかるはずなので、逆算すると、大体4月までにはIELTS-UKVIを受け、5月アタマには成績表が手元にないと、厳しいかと思う。成績がちょっと足りない場合は、たぶん1ヶ月のコースとかもあると思うので、その場合、もう少し猶予があるかもしれない。いずれにしても、ここのスケジュール感は特に大事なので、今の時点でスコアに自信がない人は、まず、スケジュールを逆算してしっかり準備することをお勧めする。

※2 2016年3月時点ではそうでしたが、英国の入国管理制度はコロコロ変わるので、これも、必ずご自身で早めに確認し、スケジュールを立ててください

 

スケジュール感:リックの場合

私自身は、10月に受けたIELTSをリスコア(再採点)申請したところ、1月にアンコンディショナル水準に届いたため(OA 6.5, R 7.5, L 6.5, W 6, S 6)、PCはのんびり準備のために行けばいいやと思っていた。・・・が、ブリストル大からは、「アンコンなんでUKVIはいりませんよ」と言われた一方、グラスゴー大からは、「アンコンでもUKVIは別途受けてください」と言われてしまった。入管手続きに必要な書類がズレるのは役人出身の私としては違和感ムンムンなのだが、何度抗議してもダメなものはダメ。慌てて、4月の半ばにIELTS-UKVIを一発勝負で受けたところ、結果は・・・、

 

OA 6.5, R 7.5, L 8, W 5, S 6

 

・・・。優秀なんだかバカなんだかわからない判定となった。PCの入校基準はOA 6のサブスコア5.5だった気がするが、悩んだ末、大学に交渉したところ、「既にアンコンだし、W以外のスコアはいいので、特例でOKにします」ということになった。ただ、この交渉やらなんやらの上に、何度催促してもCASを発行してもらえず(※3)、結局ビザ申請は通常版では間に合わず、高額の最速版を利用した。

※3 半年以上いて今は慣れたが、イギリス人は本当に仕事しないので、日本人的感覚できっちり事務が処理されると思っているとひどい目にあいます。スケジュールは余裕を持って、そしてどうも遅いなと感じたらビシバシ催促した方がいいと思います。

 

まあ、そういうわけで、アンコンを持ってる人でも、全体のスケジュール感は年明けの今からは特に大切になるので、大学のHPやブリカン、英国入管のHPなどをしっかり確認しておくといいと思う。

 

苦しかったIELTS (再)

そういうわけで、IELTSはこの時期になってくると、それ自体も精神的にストレスだが、全体のスケジュールを圧迫するという意味でも辛い。私は当時、今はアメリカのミシガン大学に進んだかつての腹心の部下であり、今は親友となったNちゃんと、会うたびに誓い合った。

 

「係長、ボクがアメリカ大統領になったら、ETSを潰してTOEFLを廃止します(涙)!」

 

「Nちゃん、俺がイギリス首相になったら、ブリカンを潰してIELTSを廃止するぞ(涙)!」

 

残念ながらアメリカの大統領はトランプになったし、私がテレサ・メイに代わる日は来ないと思うが、今思い出しても、IELTS(or TOEFL)はそれくらい辛かった。全て自分(たち)の努力不足のせいだと言ってしまえばそれまでだが、勉強をサボってきた自分のせいだとわかっていても、スコアが伸びないのはブリカンのせいだと思いたかった

 

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そういうわけで今頑張ってるひと、悩んでいるひとに、これからの数回が少しでも何か足しになればと思います。最初に書いたとおり、特効薬はないので、どこまで役立つかわかりませんが・・・。

 

でもすいません、既に3000字になってしまったので今日はここまで。

 

今日はスケジュールの大切さと、誰にも等しく辛いから頑張って、ということをお伝えしました。次回からスコアアップ法を、総論→リスニング→リーディング→ライティング→スピーキングの順にアップします!

 

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