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Hi, there. Glasgow

Go! Study Scotland!

嬉しかった4分間。@授業中

学習環境 留学生活

 

どうも、リックです。

どういうわけか、セメスター2に入ってから毎週のようにプレゼン、ディベート、グループリサーチプロジェクト、でまたプレゼンと、忙しくなりました。

MBA生のY太に聞いたところ、「いや、うちはそんなにないっす」と言われたのですが・・・。「学術主体」のはずなのに、MBAよりグループワークやら政策分析をブッこんでくるうちの学科って一体・・・。

 

サマースクールへの挑戦

発端は2ヶ月前のこと・・・オックスフォード大学の国際関係学科が3月に開催する「先端研究・応用統計講座」なるスプリングスクールに応募してみたところ、あっさり落ちた

 

正直、オックスフォードとはいえ、期間はたった一週間だし、申し込みに必要なものもあっさりしていた。せっかくセメスター1で無理して統計の勉強もしたし、挑戦してみるか!と思ったのだが・・・。正直、(ナマイキな話だが)これまで渡英にあたっては敵なしだった履歴書出しとけば、まあ勝てるっしょ、うーん、しかし受かっちゃって統計の授業ついていけるかなあなどと呑気に考えていたのだが・・・あっさり落ちた(再)。

 

うげえ、とそれなりにショックを受け、学部から案内がくるサマースクールのお知らせもほとんど飛ばし読みしていた。ノルウェーの大学からは参加無料のコースがあったり、クラスメートたちは仲良くスイスの片田舎で開かれるコースに参加するらしい。私もそれにノろうかなあと思ったが、どうもコース内容や教授陣にそそられない。

 

そして、先週、ふとメールボックスにきた案内を「ああまたかー」と流し読みしていたところ、「あ、結構これはいいんじゃない?」と思えるものがあった。コース内容はちょうどうちの大学が弱かったところをカバーしていて、期間も4週間、教授陣もおおぅ・・・という感じ。案内には、「Rolling admissionです。さっさと応募すべし」との記載が。これは、要約すれば、「早いほど有利」ということで、欧米の大学や大学院でよく見られる採用手法だ。

 

前回のチャレンジで学んだことは二つ。

    ①募集のOpen後、長くほっときすぎた。

    ②ニッポンの役所出身!という神通力は切れた。

 

行きたいと思ったが吉日。その場でチャレンジあるのみ!履歴書も、大学での業績がもう少し伝わるようにマイナーチェンジ。役所を卒業して既に1年弱、少しこっちに来てからの業績らしきものをプラスした。さらに、「既に採点されたエッセイを提出すること。(教官のコメント付き)」という要件もあり、これも、一通しか求められていなかったが、迷った末、Excellentを取ったものに加え、Very Goodのものを出すことにした。成績はやや劣るが、教官のコメントが温かく、丁寧だったので、これならマイナスにはなるまいと判断。

 

海外で初めて推薦状を書いてもらう

そして、今回、渡英後はじめてのチャレンジになったのが、先生に推薦状を依頼すること。こう言ってはなんだが、サマースクールごときで推薦状が必要になるとは思わなかった・・・。

 

誰にするか迷ったが、セメスター1で一番成績もよく、自分の興味にもマッチしていた授業のR教授にお願いすることにした。R先生とは、ちょっとしたことでも気軽にメールさせてもらっているので、今回もメールで連絡したところ、あっさり「いいわよ!このコースから得られるベネフィットと、あなたが貢献できること、を材料として送ってちょうだい」とOKしてもらえた。

 

週末までにアイデア送ります、と言ったのに、課題の締切が金曜にあり、その晩から息子が39度台の高熱にうなされるという悲惨な週末になってしまい、やっと教授にアイデアを送ったのは今日の正午になってしまった。しかし、いつも感服するが、R教授の仕事能力はマジで高い。到底あのイギリス人と同じ人種なのだろうかと思うほど早い。しかも丁寧。さすがに若くして女性で教授になるだけのことはあるよなあと思う。正午に送ったのに、なんと夕方の4時には書き終えたものを返信してくれた。

モノの本(アメリカ製)には、「アメリカやイギリスの先生にお願いして、1ヶ月経っても教授から返信がなければ、忘れられているので催促しましょう♪」とか平気で書いてあるのに(欧米アルアルですね。たぶん。)。

 

嬉しかった4分間。

前にもちょっと書いたが、年が明けてからどうもぱっとしなかった。なんでなのかはよくわからないし、最低限やることはやるけど、いまいち毎日ぱっとしなかった。燃え尽き症候群みたいなものだったかもしれない。

 

でも、グラスゴー7もとい9の新年会があったり、カーリングに連れていってもらったり、エジンバラで日本人の先生とお会いしたりと、授業外では少しずつ壁が破れ始めていたのは感じていた。

 

そして嬉しかったのが、今日、授業でというか留学生活の本筋で壁が破れたのを感じた。

 

ざっと、4分くらいの出来事だった。

 

授業中に、iPadにメールを受信したのをみると、R教授から。内容はくだんの推薦状だった。中身を読むと、(あの速さなのに)丁寧に書いてくださった内容に心が温まった。誠実な文章のなかに、授業での貢献や、これまでの経験のことなどを嫌味なく盛り込んでくださっていて、かつ、私が提出したエッセイの概要、良かった点などもしっかり書いてくださっていた。

 

そして、そのメールにじんわりしながら、お礼の返信を書き始めたとき、パキスタン軍出身のハッサンと、ドイツ外務省を経てマスコミにいったポールが激しい議論になっていた。どうも災害時の軍隊と民間の役割について白熱しているらしく、「災害対応は軍の仕事じゃー!!」というハッサンと、「実際に人を守るのは民間の技術の方が優秀だー!!」というマイペースなポールのデッドヒート。ちなみにここでいう災害は地震のことだったらしい。まあ、そこまではよかったのだが・・・。

 

「よーし!そこまで言うなら、リックに意見聴こうじゃないか!彼は災害は専門家だもん!」(by ポール)

 

 

・・・。

 

 

はあ? いまリックって言った?

 

 

R教授に返信を打つのに夢中で、あんまり議論を聞いてなかった。担当のE先生も何やらうなづきながら、「うん。日本は地震大国だし、リックは災害への対応経験もあるしね。どう思う?」とボールを私にパス。(ちなみに私は災害自体の専門家ではない。)

 

議論を聞いてなかった私は、

 

「え? for what?」

 

え?なにが?って日本語で言えばバレなかったのに、直前まで英語でメールを打っていたので、うかつにも「え?」以外は英語になってしまった。

「for whatじゃねー!笑」「授業に参加しろー!笑」という爆笑とヤジに包まれ、散々な目にあった。

 

授業に参加していなかったことはバレてしまったが(ちゃんと意見を述べて名誉は挽回した)、私が嬉しかったのは、みんな結構ちゃんと自分のこと見てくれてるんだなあ、と感じたことだった。R教授の推薦状にも、「彼は危機対応時の軍の役割に加えて、社会的弱者をどう守るか、民生支援でどうアプローチするかということについては深い知見を持っている」と書いてくださったし、授業でのみんなの反応も、一応、そういうことを期待していた感じだった。

 

自分なりに、授業はもちろん、飲み会などでもそういうところを押してきたというか、セルフ・ブランディングしている意識はあったものの、とにもかくにも英語が下手くそなので、どうもうまく伝わってないんじゃないかと思っていた。授業が終わってからクラスメートを捕まえて、「ねえねえ、おれの発言って何言ってるか分かる?ちゃんと英語話せてる?」と聞いて笑われたこともある。

 

先生たちはいい先生だし、クラスメートにも恵まれていると思うが、今日はやっと、プロフェッショナルとして周りから評価してもらえた気がして、嬉しかった。

壁、ガラガラガラーっと崩れた音が聞こえた、気がする。

 

はあ、あとはサマースクール受かるといいなあ。

逆風はもうしばらくいいから、順風吹け!いや、吹いてください!

 

 

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