Hi, there. Glasgow

Study in Scotland

通学路で遭難しそうな話。

こんばんは。リックです。

だいぶ春らしくなってきたスコットランドですが、時折寒い日がやってきます。

それだけならいいんですが・・・。 

 

遭難しそう。

スコットランドに留学しているというと、経験者からは「寒くて大変だよ」と言われ、知らない人からも「寒そう!」と言われる。でも、あまり知られていないが、スコットランドの冬は、気温自体はそんなに低くない。年間の平均気温比較でみても、実は東京よりちょっと低いくらいだ。 ニューヨークとか、ミシガン、シカゴの方が実はずっと寒いし、降雪量も多い。

 

特に、今年は地元の人が「異常気象」というほど晴れの日も多く、比較的暖かい日が多かった。・・・が、それでも時々、通学路の途中でこのままビバークしてしまいたい、と思うことがある。

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                     ※写真は(もちろん)イメージです。

 

私の学生寮から大学までは、だいたい徒歩で20分くらい。気温は低くないのに(と言っても0度付近ですが)、家に(or 大学に)着く頃には、ひどいときには「遭難者のよう(by 妻)」になることがある。

 

特に、深夜の通学路はやばい。(今年はたまにしかないが、)ただでさえ強い風がさらに強くなり、雨が横から降り、下からハネてくる。ユニクロのヒートテックを下にはき、上からつま先までゴアテックスの服や靴を履いていても、図書館(or 家)に着くころにはグショグショになってしまう。そういうときはたいてい、水をはたいてふき取って、服を乾かすこと、が図書館に着いて最初にやるべき仕事になってしまう。

 

最近はリュック(これも本当は防水なんだが)の内側のPCやiPadが濡れたこともあり、夕食後、図書館に戻る際は天気を確認し、危なそうなときはリュックにレインカバーをかけることにしている。・・・登山かよっ!と言いたくなる。

 

ミシガン大に留学した私のかつての腹心の部下にして今は友人のNちゃんは、10分の距離のスーパーに行くのにも夜は車を使うらしい。理由を聞いたら、さすがアメリカというか、天候というより治安上の理由なんだとか。そういう意味では、グラスゴー、特にウェストエンドは安全だ。別に図書館に深夜の2時までいても、帰り道で危険を感じることはないし(女性は別だと思うが)、むしろ自転車人口と比べても、グラスゴーは徒歩人口の方が多い気がする。(これは、英国でも都市によるらしい)

 

だが、如何せん天気が悪いと、車があるなら迷わず使いたいなあと思う気持ちになることはある。別に毎日ではないし、今年は特に回数は少ないらしいので構わないが、ひどいのに当たると図書館に着く頃にはヘトヘトに、そして家に変える頃には身体が芯まで冷え切っていることもある。・・・勉強以前の問題がある気がする。 

 

目を閉じればそこに。

特に、こないだのはひどかった。アタマに防寒・防水の帽子もかぶり、手袋も普段より厚いのをしているにも関わらず、全然寒い。時刻は0時過ぎ、行きもすごかったが、帰りもすごかった。図書館の回転扉を一歩出ると、風がびゅうびゅう吹いて、雨が白い煙をあげている。日本で言うと台風みたいなものだろうか。寒さと相まっているところが最悪だ。

 

ああ・・・、今夜は、図書館に泊まろうかな。

 

振り向くと警備さんが謎の笑顔で、👍いいネ!👍サインを私に送っている。

全然👎よくないネ👎なんですけど。

 

 

グラスゴー大学は、丘の頂上を起点にキャンパスが広がっているため、帰り道は必ず坂道があるのだが、その日はもはや小川に。イギリス特有のデコボコの悪路の水たまりはもはや池に。目を閉じて吹き付ける雨風を感じると、そこはまるで北アルプスの稜線のよう。しかも、ときどき雨に氷の粒まで混じってるんですけど・・。

 

ほうほうの体で家に帰り着くと、我が家では息子が「あちいあちい」と言わんばかりに布団を跳ね上げて、寝言を言いながらすやすや眠っていた。

 

「パパ、パパ♡ あっちー!」 (あっち行け。)

 

   ・・・。

 

 

夕方、一度家に帰って夕食をとり、息子と遊んで寝かしつけてから図書館に戻る、というのは中々キツイ。家は暖かいし快適だし、外に出るという一事がかなり苦痛だ。特に、こういう天気のときはもはや勉強以前の問題のような気もする(再)。

私の妻も、最近は「頑張ってね♪」よりも「ま、気をつけてな♪」と言って送り出してくれるようになってきた。・・・うん、行き道で頑張らないとそもそも大学にたどり着けないからな。

 

そんな(たまに)過酷な通学路ですが、実はいい面も。たいてい、図書館に着いたあと、家に帰ったあと、登山と一緒でなぜか結構リフレッシュしている。なぜなら、歩くのに精一杯で、その日あった嫌な事など、思い出している余裕が、ない。

 

・・・晴れればこんなに綺麗な場所ないんだけどな。スコットランド。

 

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Photo by Rick (All Copy Rights Reserved): A rainy day in a countryside, Scotland