Hi, there. Glasgow

Study in Scotland

迷友が帰っちゃった。〜クラスメートと寿司パーティー@グラスゴー大学〜

 

こんにちは。リックです。

スコットランドは梅雨のような季節になったのか、毎日微妙な雨模様です。

うっとおしい天気ですが、嬉しい知らせもありました。まずは、前にIELTSのくだりで取り上げた、役所時代の元部下のIさん(参考記事・IELTS対策編)。無事にスコアをクリアし、夏からウォリック大学へ行かれるとのこと。ああ、よかった。かなり忙しかったみたいですが、やっぱりIELTSは最後は根性でなんとかなる、という私の思い込みを強くしてくれました。笑 もうお一方、このブログの読者でもあるHさんがグラスゴー・カレドニアン大学にいらっしゃるとのこと。お二人とも、おめでとうございます。よかったよかった。

 

さて、来る者あれば去りゆく者あり。ついに私の一番の迷友が帰ってしまいました。

 

迷友、行く。

 

・・・と書くと、朝のワイドショーのテロップの「名優、逝く」みたいだが、別に死んだわけではない。このブログでも何度か取り上げ、一部に熱狂的な?ファンがいる私の親友・・・というとためらわれるけど、まあ親友でクラスメートで、ドイツ連邦軍の士官でもあるジュリアンがドイツに帰ってしまった。(参考記事・最高の迷友クレイジーキャンピング etc...)

 

私のクラスには、ドイツ軍からの派遣士官が何人かおり、ハンブルグの国防大学の修士課程から、交換留学で来ている。グラスゴー大の修士論文と、ハンブルグの修士論文を同時に2本出さなければならないため、結構この夏は大変らしく、長くグラスゴーにとどまってられないらしい。(他のメンバーはともかく、ジュリアンが真面目に勉強するのかは謎だが。)

 

ジュリアンは長身で金髪、軍人らしからぬさわやかな見た目とフレンドリーさで何かと仲良くしてくれたクラスメートで、何かと言えば呑みに行っていたため、すっかり私の妻からは悪友認定されていた。ちょっとぶっ飛んでいるところもあるし、他の士官と比べると不真面目さ全開だが、人懐こく、どうにも憎めない男だった。ふと思い返してみると、クラス会で最初にしゃべったクラスメートでもあり、一緒にキャンプに行き、しかも私と誕生日まで一緒だった。

 

彼もちょっと寂しかったのか、会うたびに「それで、ハンブルグにはいつ遊びにくる?」「カミさんはちゃんと許可出してくれるんだろうな?」「帰国する前に呑みに行こう!」。・・・かわいい奴だなあ、お前。そう思った私は、妻と相談し、最後にお別れ会を兼ねて寿司パーティーを開くことに。

 

怒涛の寿司パーティーと、嬉しいプレゼント。

 

ちょうど前の週に日本人学生のみで寿司パーティーを開き、かなり大変だったため、今回は万全の計画で臨み、招待する人数も減らそう!と話していたのだが、私が何の気なくクラスに打診したところ、なんと30数人いるクラスの半分以上が参加することになってしまい、当日、私と妻はほとんど何も食べれず、私たちの家族フラットはまさしく寿司詰め状態になってしまった。

後で妻からシバかれたのは、言うまでもない。

 

パーティー自体は、ある方のご親切で新鮮な魚が手に入ったこと、から揚げがバカ受けしたこと、パートタイム学生のオランダ人夫婦が小さいお子さん連れで来てくれたことなどもあり、大いに盛り上がった。国籍でいうと、ドイツ、オランダ、イギリス(スコットランド含む)、インドネシア、ノルウェー、スロバキア、ロシア、アメリカ・・・とスーパー・インターナショナル。ジュリアンと他のドイツ軍人たちのお別れ会だったが、楽しく雑談し、息子の相手も交代で見てくれ、改めていいクラスメートたちに恵まれた一年だったと思った。

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誰が食べるか、肝試しのような扱いで盛り上がった納豆軍艦。食べた人は結構美味しいと言っていた。

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麵以外は全て手作りのリック作ラーメン。18杯提供し、もはやラーメン屋か。

 

そして・・・。

ごほん、と咳払いして立ち上がったあの男。

 

「えー、ここで一言、私からリックの奥さんY、そしてその息子、われらがMくんに、一同を代表してお礼を申し上げたいと思います」 (byジュリアン)

 

「私はご承知のとおり、ドイツ人であり、冗談が苦手であります。かつ、スピーチはくどくどと長めですが、ご辛抱いただきたいと思います」

 

いつも冗談しか言ってねーじゃん、つーか早くしろ!というクラスメートたちの突っ込みをもろともせず、ジュリアンのスピーチは続く。

 

「今日は、奥さんのYさんが一日中、厨房に立ち、Mくんがニコニコしてくれているおかげで、この会が成立したのであります。リックがしたことと言えば、我々が到着したのを見計らって、さもさも寿司を握ったかのようなアピールをしていたに過ぎません」

 

げ。バレてる。

 

「しかもMくんは先週誕生日だったのだとか!・・・というわけで、今日はお二人に、私たちドイツ軍チームから感謝を込めて、プレゼントを差し上げたいと思います。Yさん、Mくんありがとう。・・・リック、お前にはないぞ。」

 

あ、そう。

結構な拍手のなか、ドイツの伝統お菓子マジパンが妻に、車のおもちゃが息子に贈呈される。つーか、マジで俺にはないのかよ。

 

私も他のクラスメートも若干本気で、何もないのだと思ったそのとき、ジュリアンの感動スピーチは続いた。

 

「・・・と、言うわけにも行かないよなあ。笑 これ、ずっとお前が欲しがってたパイプ。俺たちが持ってるのとお揃いのデザインだから。リック、今日まで本当にありがとう。」

 

と言って、パイプと、煙草の葉と、その他のセットを贈呈してくれた。

これは嬉しかった。妻がマジパンを食べたがってたこと、息子が誕生日だったこと、私がパイプを欲しがってたこと、どれも少し話に出ただけのことだが、ちゃんと覚えていてくれたことも嬉しい。

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ドイツ軍人たちからの嬉しいギフト。パイプを眺めているとにやにやしてしまいます。むふふ。

 

その数日後、私と、一緒にキャンプに行ったメキシコ人のペドロに見送られて、ジュリアンは帰国していった。授業期間が終わっても、何かと夜中にフラットに行って呑んだりしていたので、いなくなると寂しくなるなあ、と思っていたら、振り返って一言。

 

 

「リックー、ハンブルグ来いよー!この夏だぞう!絶対だぞう!」

 

 

はいはい。もうそれ、分かったから。笑

 

 

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