Hi, there. Glasgow

Study in Scotland

ご無沙汰しております。@グラスゴー大学

 

・・・。

 

ご無沙汰しております。リックです。

何人かの読者の方から生存確認のメールをいただき、はてなブログ運営事務局からは、すでに1か月音沙汰がないという催促のメール(自動送信)をいただきました。

 

ケンブリッジで4週間過ごし、先日帰ってまいりました。

今日は、簡単に消息不明だった4週間(むしろ5週間?)のご報告です。

 

苦しかった4週間。

 

結論から言うと、この4週間はキツかった。留学して1年経って、むしろもうすぐ帰国という段になって、いままでで一番ストレスが溜まった

 

やっと更新したと思ったら愚痴かっ!というツッコミもいただきそうですが、本当にきつかった。

なんであんなにきつかったんだろうと思うと、ひとつはサマースクールそのものがハイレベルだったことに加えて、もうひとつは、修士論文も並行していたからだと思う。

 

蓋を開けてみたら、ほとんど全員がネイティブ(カナダ・アメリカ・イギリス)ないしセミ・ネイティブ(とても英語が上手な欧州人たち)で、議論がめちゃくちゃ早い。名簿から「中国人かな?」とほのかに期待していた人たちは、シンガポール人だった。顔は中国人だが、イギリスの植民地だったこともあり、英語は彼らにとって母国語。顔とのギャップがある分、私の傷は深い。

 

内容的には、私の専門・・・の中のあんまり専門じゃないエリアだったため、授業についていくのは中々大変で、セミナーディスカッションは壊滅的だった。アメリカ人のアンダーグラジュエート(学部生)にも議論で何度もやり込められてしまい、最後は疲れて発言する気力も起きなかった・・・。

 

グラスゴーはなんだかんだ言って、セミ×2ネイティブ(英語がまあまあ上手な欧州人)も結構いたのと、内容も得意分野に近かったこともあり、この一年、課題でよほど追い込まれない限り、そこまでストレスを感じなかった・・・というか、楽しかったし、授業でも発言はどんどんするようにしていた。

 

・・・が、ケンブリッジではいまいち授業にはついていけず、’新しいお友達’ともあまり馴染めず、毎日もやもやしていた。グラスゴーでは積極的に飲み会に出たりしたりして早々に打ち解けたが、今回は修士論文があったのでそういうわけにもいかず、授業といい社交関係といい、後手後手になってしまった。

 

ロンドンのキングス・カレッジから来ていた私の担当教官もかなり厳しく、セミナーでは毎回、激詰めされた。久々に、役所時代を思い出した。・・・いや、役所のほうが非人道的だけど。

 

加えて、大量の中国人スペイン人観光客が街にあふれ、飲食店やポーター(寮の管理人)も大抵感じが悪く、そういったことが色々あいまって、すっかり気分が滅入ってしまった

 

(こちら↓はもやもやしているときに撮った写真。渋いの撮れた・・・。)

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Photo by Rick (All Copy Rights Reserved): City Centre of Cambridge

 

はて・・・?収穫は・・・?

 

そういうわけで、意気揚々と出かけた割に、落ち込むわ、修士論文は書き進まないわでフラストレーションばかりがタマって帰ってきた。帰ってきたら帰ってきたで、提出締め切りまで日があまりない。ぎゃふん。

 

うーむ。落ち着いて振り返ろう。

せっかくブログをまた書く程度には回復したのだ。なにか、いいこともあったはずだ。

 

収穫その1:新しい友達と知識が増えた。

  当然といえば当然だけど、新しい友達が増えた。知り合えてよかったなあと思えるのは、数人ではあるけど、すでにプロフェッショナルの第一線で働いているひともいて、今後もお互い情報交換できるといいなと思える友人ができたのは嬉しい。そういう意味では、こういうイベントでは、フェイスブックの友達は増えるけど、今回はリンクド・イン(よりプロ向け)のつながりが増えたのはよかった。英文の履歴書の書き方の参考にもなるし。

  もう一つ、単純に(それこそが一番の目的だけど)、グラスゴーでは取らなかった授業を補完してお釣りが来るくらいの充実した授業をみっちり受けれたのはよかった。直接自分の研究には関係ないけど、知っておかないといけない内容だったと思う。その道の専門家がどういう人脈と付き合ってるのか、どういう思考回路でいるのか、というのも分かってよかったと思う。

 

収穫その2:修士論文が筋肉質になった(かもしれない)。

  セミナーでは自分の修士論文のテーマを転用して発表をしたところ、毎回のように先生に激詰めされた。正直、グラスゴーの先生はとても優しく、いつも「うーん。面白いわね。いいんじゃない」みたいな感じだったので、キングスの先生から「つまらん」、「オリジナリティがない」、「その話はもう議論が尽きている」、「君のやろうとしていることはこの本に全部書いてある」・・・などなど、ぼろくそに言われ、ほかのメンバーからもケチョンケチョンにされたおかげで、自分の修士論文で足りなかったことや整理しなければいけないこと、新しい重要文献などに気付いたのはよかった。正直本当にムカついたが、必要なプロセスだったと思うし、(たぶん)筋肉質な論文になったと・・・思う。

 

収穫その3:英語力が上がった。

  あとたぶん、英語力は上がった。コース終了の翌日、滞在を延長してケンブリッジでIELTSを受けた。聖地で受けたご利益か、一年留学した後というのもありますが、4週間徹底的にシゴかれたおかげで、ライティングは久しぶりで失敗しましたが、リスニング、リーディング、スピーキングは簡単でした。スコアは知らないけど、体感的には簡単だった。

 

収穫その4:グラスゴーの友達との友情が深まった。

  コースにはグラスゴーのクラスメートのDが一緒に参加しており、何かと助けてもらったり、落ち込んでるときは気遣ってもらった。それと、ノルウェー人のHがコース中に開催された学会に参加しに来たりして、会ったときはすごくうれしかった。グラスゴーに帰ってから図書館でクラスメートに会っても、「やっぱり、グラスゴーはええなあ」と思えるし、コースメートの友情には癒される。

 

収穫その5:家族のありがたみが(より)分かった。

  やっぱり、このことには言及しないといけないと思う。4週間、妻と息子にはグラスゴーで二人きりで過ごしてもらい、かなりストレスフルだったと思う。普通の奥さんならぶっ飛ばされるところだが、「まあいいんじゃない」で送り出してくれた妻には感謝したい。留守中、近所の学生寮に住んでいる日本人の女性陣もたびたび我が家に遊びに来ていただき、それも感謝。落ち込んでも、ipadのfacetimeで息子に「パパッチー、ガンバッテー?」と励まされるとやる気もでた。日本語のイントネーションはちょっと変だけど(疑問形に聞こえたりする)。家族は、ありがたい。

 

 

まあ、そういうわけでキツかったけど、これまでの経験上、人生はキツいときが成長率が高いとき、だとも思う。そうそう。きっと成長したはずだ(と、言い聞かせる)。

 

前に、スプリングスクールのときにも書いたんですが、やっぱり”他流試合”みたいな機会、インターンでもなんでも、はあるといいと思います。これから留学される方、始まる方には、とてもおすすめです。本コースの首が絞まることは保証しますが(笑)、得るものも多いと思うので。(参考記事:励みになった他流試合

 

しばらく更新しないうちに、書きたいこともたまってしまいました。修士論文も佳境なのであれですが、また再開したいと思います。お待ちくださった皆様、ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。

 

 

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Photo by Rick (All Copy Rights Reserved): Trinity Hall College, Cambridge