Hi, there. Glasgow

Study in Scotland

別れと別れと別れの日

 

 

帰国してしばらくバタバタだったのですが、ようやく引越狂騒曲その他も終わり、少し落ち着いてきました。日本は秋風が吹いているらしいのですが、スコットランドに慣れた身にはこたえます。もっとも、暑がってるのは家族で私だけなんですが・・・。


今日は修士論文提出後の別れの時間について回想します。

 

あ、そうそう。このグラスゴー留学ブログリレーもついに3代目に引き継ぐことになりました!次回あたり、リンクと共にご紹介できるのではないかと思います。3代目のランナーは、初の女性です!おっさん二人が綴った2代にわたるブログが、この際、どんな風に進化してくれるのか、とても楽しみです。

 

最後のクラス会


前回お伝えした怒涛の(でも最後は虚しかった)修士論文の提出からすぐ、「16:03にブッククラブに集合!」というクラス委員のリーダーシップの下、地元のパブで打ち上げが開かれることになった。


グラ大最後の(いや、11月の卒業式でもう一度あるのかもしれないが)クラス会。既に帰国している面々もいるので、40人近くいたクラスのうち、参加したのは10人くらい。いつも飲み会はほとんど全員参加という仲のよいクラスだったため、数が減ったのは少し寂しいが、打ち上げ気分もあいまって、賑やかにビールの杯が進んでいった。

 

元々アジア勢が少ないクラスだったが、パキスタン人やインドネシアンはそれぞれのグループで打ち上げているらしく、周りを見てみると、アジア人は私一人。もっとも、今さらそんなことを気にする間柄でもないので、お互い何の遠慮もない。1年前、初めての飲み会では、関係作りに必死だったし、みんなが何を言ってるのかも早すぎてよく分からなかった。それが今では肩をたたき合い、笑って過ごせるのだから、英語云々以上に、いい1年を過ごしたんだなあと思うことができた。

 

それにしてもみんな若いな、と思ったのが、謎の’ビール卓球’。このブッククラブ、店内になぜか卓球台があるのだが、4面全てにビールを1パイントずつ配置する。そして、自分の面のビールグラスにピンポン球が当たった場合は、1口あおるというルール。恐ろしいことに、グラスにホールインワンした場合は、一気飲み。かつ、呑みながらピンポン球を追って走り回るので、私のようなおじさんには辛い。まさか、最後の日までこんな新手の洗礼があるとは・・・


アジア人が私一人ということもあってか、日本の話題も多くのぼった。日本に来たことのあるメンバーが楽しかった思い出話をしてくれ、私がトリビアを補足してまた和やかな雰囲気に。結構具体的に日本にみんなで来ようという話もあるらしく、その話も盛り上がった。日本人として振る舞ったというより、私らしく1年を過ごしたつもりだけれど、「日本人はいい奴だな」とみんなに思ってもらえたら嬉しいなあと思いながら、ニコニコしていた。


残念ながら、この日はもう一件別の予定があり、20時くらいには早引きすることにした。代わる代わるみんなから「会えてよかった」「寂しいよ」とハグしてもらい、恥ずかしながらグッときた。というか、いま書きながらまたグッときている。特に仲の良かったスコティッシュのピーターは、2回も3回もハグしてくれ、かなりグッときた。みんな、本当に1年ありがとう。これからも細くかもしれないけど、末長くよろしくね。

 

最初に会った外国人、最後に会った外国人

 

さて・・・、本来ならヘロヘロでホテルに帰ってぶっ倒れたかったが、この日はもう一件予定が。それは、何回かこのブログでも言及した、留学中、私の最高の親友だった中国人の梁(リャン)くん。

 

コースは違ったが、プリセッショナルで同じ寮に住んで以来、何かにつけ励まし合い、愚痴り合い、尊敬し合ってきた。正直、留学前後で中国人に対する印象はずいぶん変わった(いい方向に)。日本で思ってたよりもずっと礼儀正しく、人懐こい人がほとんどだった。中には日本語がとても上手な人も数人いて、これもまたいい意味で驚かされた。


ただ、梁くんはなんというか別格だった。日本語は話せないのでいつも英語であり、ときどき漢字で補足して会話していたが、思い返すと、とても違う言語で会話していたとは思えないほど、気脈を通じていた。バカバカしい話から政治や歴史の話、戦争の話から三国志に至るまで、本当に何でも話した。正直、マジメな話で私にずっと付き合える人間は、日本人の友人でもそう多くないと思う。そう言ったら、「俺もだよ。同胞にも言いづらい話が、リックにはできる」と言ってくれた。正直な話、私は彼のおかげで中国語の勉強をしてみようかと思うようになったし、柄にもなく図書館で鄧小平に関する書籍を手に取ってみたりしている。短期間で私にこんなにインパクトを与えてくれる友達に会うのは久しぶりだ。


あっという間に23時を回ってしまい、「お前、顔色悪いぞ。限界なんじゃないか」と言われたのをシオに、ホテルに帰ることにした。最近できたという彼女のノロケ話をひとしきり聞きつつ、やっぱりどうもお互い別れがたく、夜道でさらに1hほど話し込んでしまった。年に1回から2回は、日本か中国、ないしイギリスでの再会を約して、やっと帰ることに。


実は彼は、グラスゴーで最初にできた外国人の友達だった。最初はお互い何を言ってるか聞き取れなかったのも、今では笑い話。そして、その彼がグラスゴーで最後に会った外国人の友達になった。梁くんが最後にくれたメモがまた泣かせる。


海 内 存 知 己, 天 涯 若 比 鄰

お互いをよく知り、気持ちが相通じていれば、(たとえ遠く離れていても)ずっと隣にいるようなものだ。というような意味らしい。

 

世界は狭い。帰国してもスコットランドとも、中国とも連絡は取り合える(中国は若干めんどくさいが・・・)。地下鉄に乗っているときにクラスメートや、梁くんからメールを受信すると、やはり嬉しい。

 

この後、私はホテルでぶっ倒れ、翌朝5時の早朝便で日本に帰国した。ちゃんと起きたことだけは、自分を褒めてあげたい。

 

 

むあ。書いていたらうるうるしてきたので、今日はこの辺で。

 

 

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